どうでもいい話No.02

  

ホヤほやな話

  

 ホヤって知ってますか? 貝の一種です。砲弾のようなというか、機雷のようなというか、一種独特な形をしています。三陸特産なので、実家が宮城県である私は、物心がつかないうちから身近に接していたはずなのに、今日にいたるまで食べる事ができなかった。食べる機会はなんどもあったのに、である。ここへきて最近ホヤの話題がでてきたので、ここはひとつ、大人の味?に挑戦する必要があるとおもうところとなったことがきっかけで、今回にいたった。

 とうとうというか、ついにというか、やっとホヤを食べることができた。記念すべき、2001.06.07。会社がえりの途中、近所の魚屋にホヤ入荷の張り紙。3個400円。さっそく店内に入り女将さんに食えるだけにしてもらえるかを交渉したところ、本当に食べれんの? と余計な心配をされてしまった。彼女「も」どうやら苦手らしい。今日は挑戦なので、一個でいいと我侭いって剥き身にしてもらって意気揚揚と、内心自慢げに家へ帰った。なぜ自慢げなのかは、自信の事ながらよくわからない。

 おもむろに袋から取出してスライスしだしたら、4切れめで「オヤジ、夕飯が済むまでしまっとけ」と中3の息子からキツイひとこと。彼は人一倍臭覚にうるさい。神経質すぎると常々おもっているが、今日は彼の誕生日でもあることだし、あまり小うるさい事は言わないで、静かに忠告にしたがうことにした。たのしみはとっておくに限る。(なぜか内心、ふっふっふ。)

 取敢えずいつもどおり水割りをいっぱい飲ってから少なめに食事を済ませ、家族が食卓を離れたのを見計らって、また、おもむろに袋からやつを取出した。まずはさきほどのスライスに食卓レモンを数的たらしただけで、醤油とかは使わずそのまま食べてみた。んっ、食える! 食えるジャン。あの独特の風味はほとんど感じられず、スルスルっとたべれた。ちょっと拍子抜けした感を歪めない。お腹がいっぱいなので、味覚が鈍くなっているのだろうか? まずは第一関門突破!

 次の挑戦は、ホヤのわた焼きだ。魚屋の女将にきいたが判らなかったので二つ切りのままガスレンジで焼いてみる。水分がでた。片側のわたが着いている部分から、香りが立ち昇ってきた。見た目は結構グロイ気がする。焦がさないよう気を配って、ほどほどのところで生醤油でたべてみた。んっ、いけるいける。ホヤが好きな人にはもったいないといわれそうだが、私にはこっちの方が口に合うみたいだ。あっというまに二つともペロリとたいらげてしまった。(この調子なら、2個くらい大丈夫かもしれないとおもった。)

壁紙提供:きゅうてぃぱんちょす