〜Field日記・H16.07.30-08.01〜

青海オフ2004・課題は、耳抜き?

 

 "天然の食材を採って食べる"という共通コンセプトのもとにいつしかアウトドアマンが集まって行われているオフ会がある。 とくに団体名称は無い。それぞれ都合のよいものが都合のよいときに集まって、飲み、喰い、騒ぐ。そんなシンプルな行事の中で 真夏にふさわしい、"青海オフ"がある。そして今年もとうとうこの時期がやってきた!
 豊饒な日本海に育まれて成長した大粒の岩牡蠣やサザエ、そしてアワビをほんの少しだけ、いま食べる分だけ分けていただき それを肴に夜更けまで飲み・喰い・語らう。(私は軟弱虚弱系なので早めに失礼して寝てしまうことが多い)

【小谷温泉やまあいの風景】

 早い者は29日から現地にキャンプインしている。30日、休暇がとれた私は直接現地に向かわず、JR大井町線の南小谷駅で おりることにした。ここから村営バスにゆられ40分ほどで終点の小谷温泉雨飾荘に到着した。 日本百名山で有名な雨飾山の 登山口、といっても登山に興味ない私には無縁であるが、ここに無料の露天風呂がある。ブナの林に囲まれた静寂の中に湯加減 が程よい。難をいえば行った時期が悪かった。大きいものから小さいものまで無数のアブが飛び交っていて、落ち着いて入浴 できない。縁でボーっとしていたら、なんか見えないところ(袋の裏)が痛痒いとおもってみると食いつかれている。ほんの短い間に 六匹ほどあの世に送ってやった。

【タマゴタケ】

 雨飾荘で昼食がわりにビールとザル蕎麦をいただいたあと、山田旅館までおりていく道すがら、沿道できのこを発見した。 遠くからでもすぐ目につくタマゴタケだった。かなり派手なきのこなので気味悪がって採る人が いなかったのかもしれない。味はなかなかのものなんだけどね。

 江戸時代創業の山田旅館は、鄙びた田舎にぴったりの出湯だった。 泉質もなかなか体にききそうな感じで、湯治にきていたご老人も大変満足げによろこんでいた。
 ふたたび糸魚川南小谷線に乗って、のどかな電車旅となった。到着した夕方五時には活二氏が駅に出迎えてくれた。

【日本海の日没】

 先陣部隊のインクペア、魚菜、やまてつ、nomo ??? あれ、mac&じょしゅペアがいないじゃないか。なんと、 暑いんでなんとか高原まで ツーリングにいったが帰り道にまよって、あと二時間くらいしないと帰ってこれないらしい。取敢えずは、 夕食の準備をすることにした。がここでふと気がついたことがある。われわれのオフ会では、いつも料理長の一風氏とじょしゅ氏が 中心に全てが回っていた。その二人がこの場にいない。まっ、なんとかなるだろうとこの場はインクペアにおまかせして 私は、やまてつ氏、nomo氏と買出しにでかけることにした。

【夕食風景】

ま、なんとか夕食のかたちが出来上がった。昼間、魚菜氏が一風宅から預かってきた差入れのイノシシ肉やスーパーで 買ってきたバーベキュー食品などなどそれなりにテーブルの上は賑やかしく、なんども乾杯をやり直した。
 芝生に設置した ターフの下でゴロ寝を決め込んだが、夜が更けるにつけ風の勢いが増してきて飛ばされた。テントを張ったがそれでも飛ばされ そうなので、結局全部たたんで上物なしでゴロ寝となった。結局この夜はほとんど寝てないような気がした。

【親不知海岸へのアプーチ】

 しっかり腹ごしらえした我々は、親不知の海へ向かった。鏡のような水面は、残念ながら底までみえる 透明度を保持してはくれてなかった。それでもmac、インクのベテラン勢と現地案内人活二の誘導で じょしゅ、やまてつ、nomo、それと私の素人勢は入水を敢行した。ちなみに泳げない魚菜氏はインク2と ドライブだそうだ。。。

【チョイとひと潜り】      【獲物ーサザエ・岩牡蠣】

 予想にたがわずベテラン勢はそれぞれエモノをゲットしたようだ。これで今晩のオカズの心配はなくなった。 透明度が悪いのか捕獲量が少ないような気がする。なんといって私はなんとかサザエ一個をゲットした。 3mを越したあたりから急激に耳がいたくなる。そのうち鼻かどこかから血のかたまりが海中に浮遊したので ちょっと焦った。耳抜きをすれば大丈夫というが、いまいちその耳抜きの要領を得ない。耳が慣れれば 潜っていられる時間もなんとかなりそうなので来年までの課題かな。

【岩牡蠣講習会】      【捕りたてを海水温で食べる】

 岩牡蠣のこじ開け方を説明しているようだ。なにせごつごつとした岩のような貝なので開けるにもそれなりに 要領があるみたいだ。じょしゅ氏がむき出した大粒の岩牡蠣を、いまや遅しと待ち構えていたやまてつ氏が 夜まで待てないとばかりに、沢水で漱いで頬張った。私もトンカチで縁をくだいてできた隙間にナイフを差込み 強引に大粒を取り出した。粒が大きすぎて呼吸が苦しくなりゲッとなるほどだ。口なか一杯にひろがるエキス。 脳天にしびれるような快感がはしる。

【忠右衛門の笹寿司】            【笹寿司専用に栽培されている笹】

 去年は四個食った。今年は五個にしよう、そうおもって望んだが結果的に四個に終った。他にもご馳走がでているので 仕方が無い。一潜りしたあとのビールがすべてを奪ってしまうがごとく、このあと睡魔に襲われた周りの空気が私のイビキを 聴きたがってる風なので緊張したせいか一鳴きで我に返り、期待を裏切ってしまったようだった。
 ところで、この笹寿司に使用している笹は、特殊な笹のようだ。私は山へ行って適当に見繕って採ってくるのだろうと安易に 思っていたが、そうではない。年に一、二回つくる笹寿司に使用するためだけに栽培しているのだそうだ。笹は五十年に一度花を 咲かせかれてしまうらしい。いまある笹は、先代が知人から譲り受けたものらしい。縁まで真っ青な幅広の葉は、笹茶に もってこいのようだ。帰りがけに何気なくみやった納屋のうしろに、まさにその時期を得たりと専用の笹が生い茂っていた。

【ディナーパーティーの準備】

 サザエのつぼ焼きのウンチクになった。網にそのまま置いて適当なところで醤油をたらす一般的な手法の大勢と 意見を異にするインク氏は、ハラワタをとり身をザク切りにして貝に戻し焼く料亭手法にこだわり、みずから実践することになった。
 結果から言うと、そのまま焼いたサザエをほうばったら、ハラワタに砂がかなり紛れ込んでいてひどいめにあった。

【生で用意された大粒の岩牡蠣】

 これを食べたくて、皆集まってきた。三重にも岩牡蠣はあるらしいが、こんなにでっかくないそうだ。調味料は何も要らない。 このまま豪快に口へ放り込む。もちろん口のなかは充満して美味しいとか、ウンマイとか、おもっていても言葉にならない、 物理的にならないのだ。
 このほかにも、酒を入れた鍋で蒸しもの、網で焼きながら醤油と酒をかけたものなど岩牡蠣をこれでもかと食べた。

         

【晩餐の盛り上がり】            【衝撃のツーショット】

 採り立ての海の恵みを中心にテーブルを満たしたご馳走と、それぞれの嗜好に合わせた飲み物でおおいに、飲み・喰い、そして 盛り上がった。
 今回は、奇人・魚菜氏と初めて顔を合わすもの達がいる。アウトドアヤクザ・インク氏と新潟の変人・nomo氏だ。どう変人で、 どう奇人かは、一口ではかたれない。いまでの行状や口上から察していただくのがよい。今回くしくもこの奇人変人の対決が成立 したが、事の成り行きを私は知らない。なぜならば、このときすでにわたしはデッキチェアーにもたれ、 モーローとして虫の息だったからだ。

【真打登場!】

 本日も仕事であった地元・一風氏が九時半過ぎ合流した。たてつづけざまに越後ビールを三本放り込んだ。いわゆるかけつけ 三杯ならぬ三本か。皆ほとんど出来上がっていたので、お茶をしながら今日までの様子を語り合った。わたしはこのショットを 撮った後、テントに潜り込んだ・・・。

【ツーリングペア】

 岐阜からバイクを飛ばしてきたmac&じょしゅペアは、仕事の都合で早朝に帰宅となった。あとで知ったことだが、じょしゅ氏 は、ニ三日まえに免許証の交付を受けたばかりだそうだ。しかも左手は教習中に筋をいためパンパンに脹れていたのを憶えている。 そんな状況で岐阜と青海を往復するとは。。。

【最後の朝食】

 三重・岐阜部隊を送り出し、残ったわれわれは早いけど朝食にすることにした。昨夜食べられなかった料理長・一風氏の賄いに与る。 このあと、インクペア・やまてつと私は帰路につくことにし、どうしても納得のいくアワビをゲットしたい活二・昨夜到着一風の 現地組はひと潜りとなった。

 

オマケ

【おおぶりな岩牡蠣】             【こだわりのアワビ】

後日談:あのあと、活二氏は10cmオーバーのこだわりのアワビをゲットし浜辺でさっそく至福、一風氏はおおぶりな岩牡蠣を 持ってきた袋に入りきらないほど持ち帰ったそうな。