〜Field日記2003.11.15〜

男鹿高原(5) 初ナメコを"ゲッツ!"

 

初冬の男鹿高原をイメージして、11月中旬の男鹿高原を訪れてみた
しかし、そこは例年の景色とちょっと違っている
男鹿岳の冠雪がない
抜けるような、青空、それはそれでよいのだが…

 

ネイチャーステーションを過ぎたところで ツチスギタケ の発生を認めた
これは以前、キャンプ場のマスターに教えてもらった場所だ
一般的な図鑑では、軽い毒性を有するということになっいる
地方によっては、また、きのこマニアによっては
美味しいということにもなっているのだが…

 

初めて見るキノコだ
イエロークリーム色の上品できれいな色使いをしている
手で触れてみると、しっかりとした膜状の質感を覚える

 

エノキタケは、先週でもう終わっているとおもっていた…
先々週の爆発で、先週あたりがピークであったのだろう
おもわぬ収穫にすっかり予定がくるってしまい、
次のフィールド観察の時間が少なくなってしまった
(うれしい誤算ではあったのだが…)

 

本日のメインテーマである「堰堤先がとうなっているか」
おもったとおり、なかなかの様相をたもった沢である
ところどころで魚影もみとめられた
時間の許す限り、源流域への遡行をこころみる

 

これは、なんでしょ?
取敢えず、なめこということにしよう
男鹿高原におけるナメコの初採取を達成した

 

沢を遡行していると、度々出くわす石垣様の構築物
最初、手前のほうでみかけたのは、これほどしっかりしたものではなく
どちらかというと、偶然に岩が重なり合って石垣様を成したのかとさえ錯覚した
誰が、何の目的で、どうやって築いたのか、疑問が残る
なにせ一個で1トンをゆうに越えているだろうサイズのものがゴロゴロあるのだ

 

ははは、とうとうみつけました、
いわゆる"な・め・こ"
これは誰一人疑う余地の無い正真正銘のナメコです
倒木全体を蔽わんばかりの図を想像していると
ナメコの粘液にも負けないほどのよだれが…

 

取り残しのやまぶどうだろうか
手の届く高さにあるなんて…


 

時間もだいぶ経ってきたし、沢も伏流水で流れてないし、今日の足止めとした
脇の斜面を見上げると、少し上に踏み跡を発見、
歩み始めると、沢との高低差がどんどん広がっていく、少しずつ、不安がよぎる
山のまわりを平行に辿っているような林道にでた
最近はほとんで使われていないようだったが、少し経つとその原因が判明した
道は、いたるところが、がけ崩れで寸断されていた
不安がどんどん広がる、果たして帰り道に辿りつけるのだろうか
見晴らしのよいところに出た(↑写真)
なんと、横川の部落らしいところが、あんな遠くにあるではないか
とても素直に景色をたのしめる精神状態ではなかった
ちなみに、遠くに見えるのは南会津の山並みだ

 

やっと見覚えるある景色に出くわした
牧場が眼下にみえる、あとはなんの不安も無い
牧場で一息いれることにした
非常食の"バターピーナッツ"をツマミながら"鬼ころし"を飲る
キャンプ場に立寄り、来年のオープンにむけて最後の仕上げ作業に勤しむお二人に
今年の別れを告げた

 

帰りの道すがら、横川の里でソバを食べようとおもったら、
今年の営業はおわっていた
小腹が空いたので、その隣で売っていた"おばあちゃんの田舎まんじゅう"
に誘われて、その店に入った
"ここの沢庵漬けを食べたくて埼玉から買いに来た"
という物好きなおばさんがいた…
饅頭とビールを買って、テーブルに並べられた試食用の
「沢庵漬け」「赤カブ酢の物」「山ウド南蛮炒め」「ゼンマイ煮物」
を少しずついただいて電車の友とした
饅頭は甘さを抑えた潰しアンコびっしりでけっこう美味しかった