〜Field日記2003.08.13〜

冷夏の海(東京湾)に遊ぶ

 

 今年の夏は、誰の目にも異常だ。毎日雨が続く。東北では梅雨明けしないそうだ。東京だって似たようなものだと思う。
 そんな中、千葉の金谷へむかった。初めての地だった。君津の少し先で館山の少し手前。アクセスとしては二系統考えられるが 行きは三浦半島の久里浜港から東京湾フェリーで、帰りは内房周りと答えが出た。
 船は金谷港まで30分を要した。船が港湾に入ると、ネッ友のインク氏が別荘の窓から手を振っていた。(正確には、振っていた らしい)部屋にはもう一人の釣り友達がくつろいでいた。なんでも、ここで知り合った大宮在住の釣りキチで、船外機付ゴムボート を車に積んであちこちを釣行しているソトンチュウ(与論島出身)、類は友を呼ぶということか。
 釣りキチは、早速ゴムボートをセットして港から飛び出していった。われわれは室内で談笑していたが、ふとビールの ツマミがないのに気が付き、邸前の岩場にツマミ採り(?)にいくことにした。

 格好はいたってシンプル。海パンにTシャツ、メガネにサンダルといういでたちだ。海中はカジメだらけだった。(これにからまって 命をおとすものもいるというので、あなどってはいけない。)
 入水しょっぱなにインク氏が大声で呼んできた。タコを捕まえたという。いってみると海中岩場につっこんでいる手にはタコの足が まとわりついているではないか。しかし、素手では限界がある、やがて力尽きてタコは岩場の奥へと逃亡。貴重なツマミは海の藻屑と なってきえていくのであった。ジャンジャン!?
 サザエはもうちょい沖に出ればいくらでもあるというが、今回はそこまでいかず、岩場周辺のカジメにくっついているシッタカ貝を 少々採ることにした。邸に持ちかえり、さっそくシッタカを茹でて口にしてみた。”うまいっ”ビールがとめどなく進む。 しばしほろ酔いをたのしむ。

 釣りキチ君に連絡をしてたら、釣れ始めたという。これを聞いたもう一人の釣りキチくんもそわそわ、急いで船をだすこととあいなった。 (今度は夕餉のオカズということだ)
 余談だが、バックの竿や道具ケース類から想像していただけれはどれほど釣りキチかが窺えるでしょう。手作りの竿も結構おいてあった。 携えている竿は、このあと私に折られる運命にあるとは、このときは知る由もなかったのだ・・・

 コマセ籠をつけたサビキ釣りというのでしょうか、水深12m位のところでアジを狙った釣りだ。魚探で捜して仕掛けを入れる単純そうに みえる釣法だが、奥が深いらしい。先生の指示にしたがい、えいやっ、て竿を引き上げたら、ポキッと折れてしまった。 どうもフグが釣れてたらしくって、その重みが原因したらしい。申し訳ないことをした。写真はその後、手によるミャク釣の図だ。 これでも結構釣れた。このへんは、アジの中でも高級魚といわれる金アジが釣れる。始めて見たが、全体的に黄色ッポイ感じだ。

 この後、コマセが無くなったので水深3〜5mあたりに群泳しているシコイワシを狙って仕掛けを落とす。餌はまったくいらない。群れに ポトンと落とすだけだ。面白いぐらいに入れ食いだ。
 帰りの時間が気になってきたので、夕闇が迫ってきたのをみはからいここらで引き上げることにした。

 邸につき、早速新鮮なうちにとオツマミの作成に入った。器用なインク氏は、小さいほうが美味しいと、小型のアジを選んで三枚におろし、 シコイワシは手で裂いて皿に丁寧に並べていった。魚のさばき方もおぼつかない私は、ビールを飲みながら美味しくそれをいただいた。 (ちなみに、金アジより、シコイワシのほうが美味しく感じられたのはわたしだけだっただろうか。)
 夜もだいぶ更けてきたので、インク邸にお別れをいって無人駅とかした浜金谷の駅まで送っていただいた。雨がまた降り出していた。