〜Field日記2003.06.07-08〜

国見温泉オフ会〜強烈な薬湯に肌はヒリヒリ(1)

 

 一ヶ月ほど前、ジョーさんから岩手県の国見温泉で集まるんだけどというお誘いをいただいた。以前、日帰りで立寄ったこと のあるところだが泊まりでゆっくりと寛ぎたい湯宿であった。

アマドコロ

 集合は夕方になるので、10時前に盛岡駅についた私は、レンタカーで外山(民謡「外山節」で有名)にいってみることにした。 なぜ外山かというと、四、五年前になんどか訪れたイーハトーブ農場に立寄ってみようというわけだ。 時間的に上野農場長は仕事中でいないかもしれないが、まっ、行くだけ行ってみよう。
 あいかわらず無用心な戸締りだ。裏にまわってみた。あまり変わった様子がないとおもいつつウロウロしてたら、 例の笑顔で空き地の奥のほうから上野氏登場。 "ひさすぶりだなや" "すごどやめだのがぁ〜?" と、あいかわらずの人懐っこさは健在だった。しばし事務所で談笑。 昼、藪川のソバを食べた後、オフ会への手土産にと考えていたギョウジャニンニクと骨酒にするイワナをゲットすべく行動を 開始した。
 先ずはギョウジャニンニクの密生している雑木林へ。すっごくでっかいのがボコボコでている。だいぶ季節がすすんでおり 花が咲いているのもあった。コバイケイソウもすっかり伸びきっていまにも花が咲きそうだ。上野氏がオオナルコユリじゃないか と指差したのはアマドコロだった。知識としてしっていたが、実物をみたことがなかったのでいままでは違いがよくわからなかった。 そんなことで、ずっとアマドコロと信じていたのは、実物をみて違いがハッキリした。 いままでアマドコロとおもっていたものは実はナルコユリだった。 これはずっと気になっていたことだったので貴重な体験だった。

ギョウジャニンニクの花

 農場の傍を流れる大石川にイワナを釣るため入渓した。上野氏は、たぶん釣れないだろうと近所のイワナ釣り名人のところ へイワナを貰いに行った。釣れないときの保険だという。失礼な話ではないか。でもまあそれもひとつの判断だとおもう。
 かくして、最初の入渓点はさすがにサカナがにげまどっている。こちらの姿が見えるのかもしれない。とりあえずここはパス して先に進む。手頃なプールがあったのでフワリとケバリを落としてみる。なんの反応もない…、いないのだろうか、それとも 警戒されて相手にされていないのだろうか。なんどやっても反応がない。それではと、落込みの白泡のところから流してみたら、 縁近くの流木が留まっている付近に近づいたところでバシャリっと反応した。元気のいい27cmはあるずっしり手ごたえを感じさせる イワナだった。その後は何度か当りはあったがなかなかハリがかりしない。ヘボたる所以といってしまえばそれまでなんだが。 もう一匹20cm大をゲットしたのでそれでよしとしよう。

サクラソウ

ノビネチドリ

 事務所に戻ったが上野氏はまだいなかった。裏の沢でイワナの下処理をすまして弱火のガスで20分ほど下焼をしていると、 「なんだぁ、まってだのにぃ〜」と上野氏が戻ってきた。「イワナをもらいにいったところで待っている」と張り紙みを していたらしい。お土産にと、ギョウジャニンニクを2瓶(一つはオフ会用)とウドの味噌漬けをいただいた。 集合時間の四時になったのであわててイーハトーブ農場を後にした。遅れる旨携帯連絡をいれようとしたがエリア外らしい。

コバイケイソウ

国見温泉石塚旅館の夕食

 国見温泉石塚旅館にたどり着いたのは五時四十分。MOGAさんが案内にでていてくれた。六時から食事ということでお風呂は 後にした。私で全員集合だ。半分は初めて会う方々だ。家族連れもいる。夕食前から盛り上がっている。tobbyさんに早速今日の 会費を納入し、皆さんの仲間入り。私も差入れ有機ビールで乾いた喉を潤す。フー、朝からいままでずっとがまんしてたので 格別なひと時だ。差入れのギョウジャニンニク醤油漬けを又三郎さんとちゃたさんがことのほか気に入ってくれたようだ。
 夕食にはこの時期メインのジダケがでていた。味噌汁の具にもはいっていたかな。イワナの塩焼きもある。 養殖物なので過度の期待はすべきでない。あるものをあるがままにいただく。私の食事流儀だ。 昨年オフ会をやった下北半島薬研荘からウニが差入れられていた。普段あまり口にすることがないが美味しくいただいた。 隣席のゆかさんがイワナの塩焼きをどう食べようか逡巡してたので、串を手で持って”ガブリっ”て食べるのが一番だよとアドバイス。
 二次会のまえにひとっ風呂。小さめの露天風呂には男女六人ほど先客がいた。すぐに三人ほどでていった。残った三人と 世間話をしていたら、「日本秘湯を守る会」の湯宿めぐりを楽しんでいるとのことだ。われわれと似たようなもんだと内心呟いてみた。 そのうちのひとりがやおら尺八を取り出し、外山節を吹きだした。”わたしゃ〜そぉ〜とぉ〜やまぁ〜の〜♪”もうひとりのおばさんが 笛の音に合わせて歌いだす始末。一転民謡浮世風呂状態だ。続けざまに何曲か演奏があり、貴重な体験をさせていただいた。
 それにしても、以前にも感じたことだが、ここのお湯の濃さは特筆に価する。入浴してしばらくすると背中の皮膚をこするとボロボロ 落ちてくる。おかげてあとからそのへんがヒリヒリして往生した。  二次会々場に戻って、冷たいビールをぐぐっと呷る。至福のひとときだ。差入れの「安比高原牧場」アイスクリームはコチンコチンだった。 軟らかくしてから食べてみたが、塩けの残った口中には甘い刺激がたまらなくいい。
 七海ちゃんと三郎くん、yoshiぶうさん、やっちゃんとトランプに興じる。ババ抜き、七ならべ、久しぶりに童心に返って遊んだ。 10時がすぎ、子供たちも寝る時間なので、もう一度風呂はいって寝ることにした。

一日目 二日目