〜Field日記2003.03.01-02〜

奥羽本線の遊う湯うお遍路(1)

 

 

 JR東日本の完全民営化を記念したお客様感謝月間に”JR東日本パス”というすぐれものが発売された。 なにがすごいかというと、新幹線乗り放題・レンタカー半額・駅弁セットの150円引きだというのです。 これはもう乗るしかないでしょう。
 というわけで、第一弾は”出羽の湯国”へ旅立つことにしました。山形は県全体に満遍なく 温泉が散りばめられていますが、今回は県央を南北に走る奥羽本線に絞って沿線の温泉を湯めぐりします。

JR東日本パス
 

山形新幹線”つばさ”



銀山温泉
 
 まずは、東京駅から山形新幹線で一気に大石田駅まで三時間ちょい。ここから8分後に発車する銀山温泉行きバス停までダッシュ、 同じ行動をおこしていた数名の乗客を確認できた。
 山形は日本海側なので、3月というのにまだまだ雪に覆われていた。40分ほど山間に分け入ったところに、 川を挟んで両側に三層四層の木造旅館が立ち並び、しばし大正ロマンを体験することになる。

  街はまだまだ雪深く覆われていた。

 街中に入るなり、いきなり藤屋の若女将と遭遇。あの全国的に流れている公共広告機構のCMにでている人物だ。 テレビと同じリアクションで好感がもてた。

 和楽足湯(わらしゆ)
 川沿いには、最近流行の足湯施設が施されており観光客の人気もあるようだ。

 足湯の先には、飲泉場所もあった。

共同浴場「大湯」
コバルトブルーの熱めの湯がとうとうと注ぎ込まれていた。この建物の二階は、全国的に有名な ”花笠踊り”の稽古場になっていた。

 能登屋旅館
木造四層建てで、国の登録文化財になっている


 白銀の滝
落差22m銀山温泉の名勝となっている

 鶴の湯
地元専用の共同浴場で、一般の観光客は入れません

 大湯の二階です。花笠踊りの稽古場になっているみたい。

 滝見館の盛りソバ(他に板ソバ・雉ソバがある)
内訳〜十割ソバ・水ソバ・ワラビ煮物・キクラゲの酢物・イブリガッコ・ソバケーキ・ソバ茶

 共同浴場「しろがね湯」
平成13年移設した亀の湯(ジモ専)の跡地に建立された

 銀嶺荘(老人保養施設)
入浴料100円で、だれでも入れる日帰り施設。

 上の畑焼陶芸センター
銀嶺荘の隣にあります。上の畑焼の古磁器と 伊藤瓢堂氏の現代作品の展示即売場。

 バスの中に、花笠が・・・土地柄ですかね




東根温泉
 
 銀山温泉からのバス便はおもわしくない。尾花沢市まできたがそこからのバスがどうなっているか不案内だ。 乗ってきたバスの運転手に聞いてもそこに書いてあるというがそこでは解決しない。やはり同じ思い出ウロウロしている者がいた。 で、そこに新庄行きのライナーバスがきたので遠回りであったが飛乗った。結局当初計画していた電車で東根温泉に予定どおり 着くこくは着いた・・・
 駅から歩くこと15分、ここには共同浴場が5箇所ほどあるという。時間的制限があるのでそのうち何箇所か入浴してみたい。

 旅館街への入り口にあるアーチ。

 まわりは、雪解けにはまだまだ時間のある田園風景。

 共同浴場「巽の湯」
ここだけは自家源泉だという。以前は赤茶色の掛け流し温泉だったらしいが、現在は循環だと近所の温泉好きの老人が語っていた。

 明治末期に灌漑用水を掘ったところ温泉を発見した天野叉右衛門の功を称えたもの

 温泉水が流れている

 共同浴場「厚生会館」
一階には、他に温泉案内所があった。

 やすらぎ浴場「沖の湯」
普通の民家に入っていくようなきどりのない温泉施設。

 温まった体をそっと包み、荒涼とした単線のホームに佇む




蔵王温泉
 蔵王温泉に到着したのは、夕方遅く秘が落ちてからだった。観光案内所で今夜の宿を確保した。 シーズンも終わりかけていたせいかかなり空いているようだ。どこも素泊まりは3,500円らしい。とりあえず宿で夕食を 済ませ街にでてみた。午後から降り出した雨がみぞれにかわっていた。 

  夜間照明がほどこされたスキー場を滑る人影はみられなかった

 「下湯」共同浴場
 三箇所ある共同浴場の中では一番小さい。強酸の湯なので顔は擦らないほうが賢明です

 「上湯」共同浴場
一番おおきな施設。旅館街のど真ん中なので宿泊客で混雑していた。

「河原湯」共同浴場
水がでないので上湯と下湯を使ってくださいと張紙があった。おかげで貸切状態、 湯も薄黄緑透明色で怖いほど澄んでいた。

一晩お世話になった「銀嶺荘」本店

バスセンター前では昨晩から降り積もった雪を除雪していた



 氷雨がだんだん雪になってきた。当初、今夜の予定は、河原湯でオールナイト しようなんてイキガッテいた。とんでもない話だ。温めの単純泉ならまだしも、強酸性の熱々湯じゃのんびりゆっくり なんてできっこない。予約なしで観光案内所に飛び込んだが、かなり空いているとみえて素泊まり施設がすぐに確保できた。 おかげさまでふかふかの暖かい布団の中で朝までぐっすりと旅の疲れを癒すことができた。  


一日目

二日目