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初めて九州の土を踏んだりは、かれこれ約34年前、まだまだあどけなさが残る高校三年生
の熱い夏でした。自転車を下関までチッキ(鉄道乗車区間を別便で荷物を送るしくみ)で送り
10日間ほど九州をサイクリングした思い出があります。
その後社会人になってから何度か福岡までは来ることはありましたが、近辺に立寄って帰る
だけでした。
今回は、温泉目的での初挑戦です。新聞の広告欄でみかけた、黒川・湯布院の旅〜
一泊二日14,800円が引金となりました。いわゆるパック旅行ですね。早朝の飛行機で福岡
空港へわたり、あとは観光バスで湯布院・黒川温泉へと周遊、別府で一泊してまた福岡空港
へ戻るといったコースです。9割以上の皆さんは国東半島&地獄めぐりツアー(オプショナル)
参加でしたが、フリータイムはしっかり別府八湯めぐりのオジナルコースを堪能してきました。
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初日、九時過ぎに福岡空港に着いたあと、すぐ湯布院へ向かうものとばかりおもっていた
が、別府で昼食タイムだという。
黒川・湯布院が初めてでなかったらここでエスケープしたいところだったが、ぐっと堪えて
同行することにした。
おにぎりを用意していたので、45分の昼食タイムを利用して近辺の温泉を探すことにした。
ドライブインの親父に様子をきいて訪ねたのが、原爆センター近くの「
神丘温泉
」。
みてわかるように、なんとも胡散臭そうなところではないか。どうみたって温泉の入り口じゃ
ないだろう。でもこれがすぐれものの温泉だったのです。貸切で250円で入れる。白い泥が
ボコボコしたから湧いている。”いかにも”効きそうだ。
泥落としに入った単純泉で、お年寄りとだべっていたら集合15分前。急いで着替えて
上り坂をかけあがる。
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バス内で昼食を済ませ、次の訪問地”湯布院”の情報を再確認する。
金鱗湖畔にある有名な「下ん湯」のほかに、
中島地区・田中地区・西石松地区・湯の坪地区にも共同浴場があることが確認されている。
湯布院では、民芸村(→)で集合写真を撮った後、早々に自転車を借りたが、どう考えても
一時間で全部回るのは非現実的であることが理解でき自転車は返すことにした。(考えなく
てもわかりそうなものだという声がきこえてきそう・・・)
結局、歩いていける範囲の「湯の坪温泉」
と有名な「下ん湯」で時間一杯となってしまった。
「下ん湯」は、浴槽から湖畔の遊歩道を散歩する観光客の姿が見えるので、当然散歩の
人からもこっちの入浴状況が見えてしまうのだ。そんなところへ混浴で入る人がいるというのは
なんとも趣のある話ではないか。私が入ったときにはじいさんしかおらんかった。
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今回の九州遠征には、実はもう一つのささいな目的があった。それは、まえにも記した
思い起こせば約34年前の九州一周サイクリングの消えかかる記憶を確認しておきたかったことだ。
当時、瀬の本高原から牧の戸峠を越えて昼食がてらに一休みしたのが、ここ金鱗湖畔にある
神社の舞台だった。ここで昼食後一寝入りしたイメージがいまでもあるので、実際にそういう
場所が存在するのか確かめてみたかった。そしてそれは確かにあった。(←私の記憶では
横板はなかったような気がするのだが・・・)
まっ、とりあえず痴呆症やアルツの心配は少し遠のいたようだ。すっかり気をよくして皆が待つ
観光バスへ戻っていった。
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湯布院から、黒川温泉へいく途中の瀬の本高原。
ここいらは、もう熊本県になる。雄大な草原地帯だ。
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いよいよ黒川温泉である。なんでいよいよかというと、この旅行コースは黒川温泉をメインに
構成されているからである。若い女性を中心に、湯布院に勝るとも劣らない絶大なる人気を
抱えている。なにがそうさせるかは、実は私はわかっていない。なぜなら、私のメインは明日
のフリータイム別府湯めぐりにあるからだ。それはさておき、せっかくの二時間黒川温泉めぐ
りを実行しよう。各自には、旅行社から湯めぐり手形(二日目の最後に掲載)なるものが配布
されており、これで好きなところ三箇所の湯めぐりができる。
まず、黒川温泉ではめずらしいホテル形式の「優彩」、
次に茅葺屋根と平屋のゆったりした造り、随所に配置された樹木、気の利いた飲泉所など
都会人受けを強く意識した「のし湯」、
さらに個性的なお風呂を随所に配置、さり気無く毛氈を敷いた御休み所など多くの観光客を集める
「いこい旅館」を選んで湯めぐりしてみた。
写真(←)は唯一ある共同浴場「穴湯」である。
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夕方の六時までゆめぐりした後は、一路本日の宿泊地「別府」へとむかった。けっこう疲労も
蓄積したのか、バスの中は、口数もなくうとうととしていた。
別府では、「浜脇温泉」・「別府温泉」・「亀川温泉」・「柴石温泉」・「鉄輪温泉」・「明礬温泉」・
「堀田温泉」・「観海寺温泉」から構成される「別府八湯めぐり」という大目的がまっている。
もちろん、明日一日では回りきれるものではない。今日のうちに「浜脇」と「別府」は回って
おきたい。夜八時半「ホテル白鷺」に到着後
早々に夕食を済ませ別府温泉発祥の地、浜脇温泉地区にむかい「
日の出温泉」に入湯。この後は、別府温泉地区を入れるだけ回ることにした。まずは
別府温泉の象徴的存在の「竹瓦温泉」、
次にいった「梅園温泉」は、歓楽街の場末に
ある、ある種見方を変えた秘湯であった。
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その後は、ガラリ趣を変えた明治大正ロマンを彷彿
させる「不老泉」だった。そして今日の最後を
締めくくったのは、表向き明治大正ロマンの情感をのこしながら、浴場はそうでもない
「駅前温泉」だ。
11時、ホテルに到着。こうして今日の一日目は終わったわけだが、ちょっとオーバープレー
ぎみで、明日の予定を構築する元気が出ない。明日は明日の風が吹く。本日最後のお風呂
に浸かってもう寝ることにする。
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