〜Field日記2002.05.12〜  

中三依、再発見する

 栃木県へでかけるといえば、たいがいの場合男鹿高原ときまっている。中三依は途中駅なので、なかなか下車しづらいものがある。とはいえ、ここには”男鹿の湯”という温泉施設と酒屋が駅前にあるので遊びがえりに立ち寄ることができるので環境的にはなかなかグットではある。今日は、先々週きたときにみつけたシドケがその後どうなっているかの確認がメインで、あとは、来週の長野方面探索の足慣らしといったところである。

 まずは、先々週地元民から教えてもらったワラビのでるところを覗いてみた。そんな広いところではないので収穫量はたかが知れていたが、なによりも確認作業が大事と様子をみることにしたのだ。何本か太いのがでていた。かたわらに見覚えの穂先、アマドコロだ。2〜30本はでている。おもわぬ出会いに自然と顔がほころぶ。しかし、ここは道路に面しているところなので何気ないそぶりが要求される。

 先へ進んでいくと今度は道の両路肩にワラビがポツポツ。以前きたときにはまったく気づいていなかったのだが。。。右脇の杉林のなかにかなりでていた。左脇のカヤやぶに足を踏み入れたら本数こそ少ないがぶっ太いのが数本見つけることができた。
 先々週、伸びはじめ
アイコシドケをみかけた涸れ沢に入ってみた。途中径10数センチのタラノキが切り倒されていた。切口から見て数日といったところか。これほどの太さのものは初めてだ。こころない所業に怒りを覚えるがいたしかたない。アイコはすでにだれか採取したのか姿がみえない。かなり上までのぼったところでやっとそこそこ手に入った。

 

 時間があったので、別の林道に入ってみた。車止めがしてあったので、そこそこ期待がもてそうだ。つづら折の路肩にひっそりと小さなリンドウが咲いていた。男鹿高原で見たのと同じだ。しかし、次の年以降に見かけることはなかった。。。ラショウモンカズラはこんもりとはなばなしい。ここはウドが少ないと途中出会った車族に聞いたところ、地元のオヤジが軽トラいっぱいに積んでいったと聞き、なるほどと納得した。彼らは合鍵で車止めを突破し奥深くまで進入、根こそぎ山菜を採っている山師なのだ。

ミヤマリンドウ又はハルリンドウ

 

ラショウモンカズラ 

今年お初のウド

 

毒草といわれるホウチャクソウ

アザミ

シドケ(モミジガサ)

 堰堤から上に行けばウドあるんじゃないの、という車族の言葉をたよりに行ってみることにした。左岸から巻いて堰堤上にでて少し行ったところにシドケ発見。なんと右斜面全面に出ている。が、かなりの急斜面なのでとても全部は採りきれない。比較的太そうなやつを選んでキープ。河原でシドケの葉落しをしていると、頭上をさらに高く巻いていく男連れがいた。かなりの大石が入組んだ渓を進むと、さっきの男連れがビニル袋片手に前方を横切っていった。遠目にも山菜でないことはわかる。気になっておっかけていったら、なんと天然のシイタケをとっているのだ。倒木をさがしてみればあるとおもうよ、とどんどん先に進んで見えなくなった。自分でも採ってみたいが、初めての場所であり土地カンもはたらかないし、結構キケン度が高い渓なので今日はこの辺で引き返すことにした。ワラビ・アイコ・シドケだけでも荷が肩に重いのでそうそうに退散しよう。温泉は省略してビールを二本買って電車内でひとり祝杯をあげた。今回の収穫は、なんといっても新しい”シロ”を開拓したことにつきる。