Field日記2002.01.01〜

 

乳頭温泉郷&200湯達成!

 

  平成14年1月1日、今回は、乳頭温泉郷の残されたマイナーどころを訪ねることによって乳頭温泉郷全湯制覇と温泉訪問数200湯達成するのが目論みなのだ、あははー。
  思えば3年前、岩手県玉山村にあるイーハトーブ農場の農場長&その仲間達と、八幡平山麓周遊湯めぐりをしたとき乳頭温泉郷を訪ねたのが最初だった。その時は鶴の湯に入った。旅関係の本か何かでみたことがあるとおりのロケーションで感動したものだった。ただ、人込みの多さにはお互い閉口し、早々に立ち去ったのを記憶している。ちょうど玉川温泉まででデジカメのデータオーバーとなり、記録もなかった。
 
年前、再度八幡平山麓周遊湯めぐりに単独挑戦した。このときは、乳頭温泉郷に少々時間をとって、訪ねたいところはあらかた網羅した。まずは先達川沿い岩肌上部に湧出する乳頭源泉の野湯(無色透明)、一本松沢と先達川の出会いに自然湧出する野湯(濃い白濁)、一本松沢沿いに有志が岩組みして設えた無料露天風呂・通称たつこの湯(透明に近い)がそうだ。この他にも有名どころの孫六温泉、黒湯温泉も訪ねた。

  朝6:00発、こまち271号。途中は大宮・仙台・盛岡しか止まらず、3時間弱で田沢湖駅に着く。コンビニで買ったさつま揚げとビールが朝食。車窓からはまだ明けやらぬ夜空に青白い月光がみとめられる。早朝の車内はというと、女子学生風4人組みの喧騒な声と、電車サークル風の男子達の無表情で写真をとりあってる静寂な姿が、えもいわれぬ絶妙な情景をかもしだしている。盛岡からはゆっくり走る。途中、反対車線との待合わせ停車などもある。んっ、ここは単線か?。。。さすがここまでくると確実に雪国ではあるが、奥羽山脈の背を突抜ける何個所かのトンネルをくぐりぬけると、そこは本当にビックリするほどの雪国だった。

この日は、朝からどんよりとした灰色の空、どんどん降りの雪。除雪が間に合わず、路面は踏み固められた白い道路だった。JR田沢湖駅から乗ったバスはゆっくり乳頭温泉郷へ向かって高度をあげていった。車内は補助席もつかって満員御礼だ。途中、高原温泉駅でほとんどの乗客がおりた。ここから鶴の湯温泉のマイクロバスがピストン送迎するらしい。

  最初に飛び込んだのは、乳頭温泉行きバス終点から少し先へ歩いたところにある蟹場温泉。この温泉が、数えて丁度200湯目となる。コートに纏わりついた雪を払い二重戸を開けたのは、10時、泊客が一斉に帰りだしたときだった。おかげさまで内風呂(木製と取合えずの岩風呂)、露天風呂ともに貸切りで入浴できた。冬場のため湯温は低く、40度位だろうか。どんどん雪が降っているので、10分もジッとしていると頭上にはうっすらと積もってくる。しょうがないのでタオルを頭に載せてしのぐことに。ここのお湯は内湯・露天風呂それぞれ成分は違うらしいが、ともに無色透明だ。じっくり1時間ほど浸かってしまった。ここでは武器を持ち込んだ。こういうところはどこもそうなんだが、酒類持込み禁止なのだ。しかし、露天で飲むビールは格別としか言いようがない。そこでウーロン茶と色が似ているということで右のペットボトルを(で)持込んだ。


蟹場温泉正面入り口


雪の中で冷えた秘密の武器?

さて、次に訪ねたのが大釜温泉。蟹場温泉から歩いて5分のすぐ近く。なんかバラック作りの学校跡を利用したような素朴な一軒宿。ここも貸切りで、のんびり浸かっていたら、宿の主人がパイプの保温と露天風呂の雪囲いが何とか正月までに間合ってよかったと話し掛けてきた。それでも39度位のぬる〜い湯だった。ここは赤茶色の鉄泉。5分と離れていないのにお湯の性質が違う。源泉を聞くと、やはり先達川の源泉から引いているという。内湯より露天のほうがより濃い色をしている。酸化の進行が速いためだろう。それにしても温い、なかなか外にでられなくて、ここでも1時間ほどうだうだしてしまった。雪はいっこうに止まない、いやむしろ強くなったような気さえする。雪かきしてもどんどん積もってくるから、止めるわけにゆかない。イタチゴッコだ。大変なことだ。。。また雪の中を歩き出した。

5分もしないうちに妙の湯温泉につく。美人の女将で有名らしいが、見かけることはなかった。ここは銀湯と金湯が売りらしいが、露天風呂の金湯は大釜と同じ鉄泉だった。銀湯とは、無色透明湯で金湯に比したネーミングなのだろう。露天風呂からは渓流が望め、鉛色の静寂のなかに瀬音を響かせていた。温いお湯に長時間浸かりながら、目と耳と肌で乳頭の息遣いを感じられた。

今回の最後の目的地、休暇村田沢湖高原には、やはり歩いて5分。乳頭温泉郷では一番設備が整っているだろう、なお且つ安い。ここに宿泊して湯めぐりを行うのが一番賢いかも。内湯はアルカリ泉で、露天風呂は硫化水素泉で、ともに無色透明。囲いの高さが気になるが、目の前は鬱蒼たるブナの原生林だ、春の芽吹き・秋の紅葉と、いつきても季節を楽しめそう。もっぱら客はスキー客が大半をしめているが、1〜2泊の家族旅行者も目立つ。今日は、元日のためか、朝には地酒のサービスとおもちのサービスがフロント前で行われていたようだ。
ここでは、
乳頭温泉郷各施設が入れる「乳頭温泉郷 湯めぐり帖」(1000円)なるものを宿泊者限定で売っていた。期間限定無しなので、何回かにわけて訪れても利用できるのがいい。


      (表)     (裏)

より時間が余ったので、鶴の湯へ行こうと高原温泉駅でバスを降りたが、こちらへ戻る便が無いと言う。売店のおばちゃんが、どうして外来者はあんなところへいくのか気が知れないと言う。地元連中は皆、この下にある水沢温泉にいくらしい。ジモッティーの情報は大事にしないといけない。ということで、水沢温泉に方針決定し、バスを待つことにした。
  4時過ぎ水沢温泉郷に到着。もう薄暗くってデジカメの出番はない。何軒かの湯宿があるみたいだが、情報の場所は、目の前にある「露天風呂水沢温泉」とでかい看板がこれでもかとでているところらしい。かなりデカイ施設だ。自炊宿泊・休憩もできる。プールみたいな内風呂。広い露天風呂が二つもあり、熱湯と温湯の好みに対応してるみたいだ。入れ替わり立代わり地元ナンバーの車が出入りする。おばちゃんの言ったとおりだ。なによりもうれしかったのは、私にとって、温泉=白濁硫黄泉なのだ。最後の最後で白濁硫黄泉に浸かれて、よかった、よかった。
  というわけで、当初の目的は達成され、思いがけない水沢温泉にも出会え、今回の湯めぐりは無事終了。

 

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