〜Field日記2001.10.13-14・一日目〜

 

紅い染まる南会津の野山に遊ぶ

 考えて見たら、今年はまだ埼玉きのこ研究会の月例会に一度も参加していない。不良会員といわれかねないかも。年に二度、宿泊の月例会があるので、今回の福島県昭和村で行われるそれに参加を申し込んでみた。会津田島からレンタカーで周辺の散策もと考えていたが、あのへんではレンタカー屋がないとのこと、電車バスで直接昭和村の会場となっている昭和温泉「しらかば荘」まででかけることにした。バスは一日2便、電車が会津田島駅到着から5分後の出発だった。(いきあたりバッタリ…)

 あいにくの曇り空だったが、昭和村へつづく峠越えの道では、黄色や紅色に染まった木々が旅の心を癒してくれる。ブナとミズナラの黄・赤茶、ウルシとカエデの赤、ナナカマドはみかけなかった。松の緑もまわりの紅葉をひきたてている。乗合バスの乗客は私を含め3人。ご高齢のご婦人二人ずれの方々は、口々に感歎の言葉を羅列していた。(あとで気付いた事だが、彼女等もきのこ研究会の参加者であった。)

 11時に「昭和温泉・しらかば山荘」についた私はさっそく荷物をおいてタオルを肩にかけ予定していた玉梨八町温泉へでかけることにした。1日2便しかないバスは10時にでており歩いていく事にした。途中お寺近くの原っぱをなにげなくみたら、なっ、なんと、ナラタケが爆発しているではないか。切株、倒木、まわりの草叢など、いたるところにでていた。

←寺の下清水(昭和村の清水10泉)

寺と野尻川を挟んだ対岸にそれはあった。岩の割れ目からちょろちょろ古来より枯れることのない清水、盛夏の頃にはご飯に味噌をのせ冷たい清水を注いで食べるのが、集落の人達の楽しみだったという。溢れた水溜りにはセリやオオバタネツケバナなどがあおあおと生育していた。

ソバの実→

休耕田の利用に栽培されているのだろうか。黒い角張った殻の中には、まっしろいソバの実が詰まっていた。ためしに噛んでみたら、舌の上にあまいソバのかおりが漂ったような感じをうけた。

←行列のできる豆腐屋

金山町のはずれにあるこの豆腐屋さんで、豆乳と青葉いりソフトクリーム、結構評判がいいというので買ってみた、300円。ここの豆腐を発泡スチロールケースにいれて買っていく客がひっきりなしに車で駆けつける

玉梨八町温泉→

野尻川を挟んで、左側(写真中央)玉梨温泉、右側(写真はずれ)八町温泉となっており、一般的には一緒に呼称される。旅館と保養施設のほか、共同浴場もあった。ここまでしらかば荘から2時間強かかった。帰りはうまい具合にバスがあったので、乗って帰ったのはいうまでもない。

 観察室には、各会員達が採取してきたキノコが種属にわけられて展示されていた。私は温泉へいってきたので山に入っていなく、1点も出すものがなかった。

《名前がついたキノコ(アイウエオ順)
アイシメジ、アカカバイロタケ、アケボノサクラシメジ、アシグロタケ、
アミタケウスヒラタケ、ウスフジフウセンタム、オウギタケ、オトメノカサ、カキシメジ、カラキシメジ、カラハツタケ、キシメジクリタケ、コガネヌメリタケ、コタマゴテングタケ、シモフリシメジ、シロカノシタ、シロシメジ、シロナメツムタケ、シロヌメリイグチ、スギエダタケ、スギヒラタケ、スッポンタケ、スミゾメシメジ、タケリタケ、タンポタケ、チシオタケ、チャナメツムタケ、ナガエノスギタケ、ナラタケ、ネズミシメジ、ハツタケハナイグチハナビラニカワタケブナハリタケ、ベニテングタケ、ホテイシメジ、ホンシメジ、ミミブサタケ、ムキタケ、ヤマブシタケ 以上42種

←宴会風景

埼玉きのこ研究会の会員は200名強らしいが、月例会の出席状況はと言うと30〜40名位ではなかろうか。(私はほとんど出席してない)宿泊会でもそんなもんだったような気がする。今回は始って以来の50名突破らしい。原因は、昭和村がキノコの宝庫という宣伝文句につられたのであろうか、私の場合はそうだ。が、山はどこもかしこもビニルテープが張り巡らされている興醒めのする場所ではあった。

しらかば荘は、一泊二食5800円からだそうだが、1000円割増の料理をつけたらしく、結構いろいろ食事をたのしめた。なかでも、いろんなキノコがはいったキノコ汁と手打ちザルソバは特筆に価する。幹事さんや地元開発公社さんから日本酒の差入れなどもあり、座はいっそうもりあがったことは言うまでもなく、キノコ談義に花が咲いた夜であった。神経質な私は、熟睡できず、夕方2回・夜中2回・朝方2回と6回も温泉を楽しんでしまった。

 

一日目

二日目

 

壁紙提供:The forest of cat