〜Field日記2001〜

 

〜物見湯山編〜

出雲から南紀、神々の湯を巡る

 


 出雲といえばやはり出雲大社がすぐ思い浮かびます。また南紀には、熊野本宮大社をはじめ熊野那智大社・熊野速玉大社など神々が奉られています。これら神々が集う遠い異国の地に立って、古えの語らいに耳をそばだててみましょう。そこには男も女も、老いも若きも湯煙りにやさしく抱擁(つつ)まれ、至福の極まれり時空のながれを感じます。今回の湯巡りコースには、日本三古湯といわれる四国の道後温泉・兵庫県の有馬温泉・和歌山県の白浜温泉のうち二湯、日本三美人の湯といわれる群馬県の川中温泉・島根県の湯の川温泉・和歌山県の龍神温泉のうちニ湯が含まれています。

神代の霊泉

月 日

温 泉 名

開 湯(未確認)

発 見 者(未確認)

7月5日

島根県・湯の川温泉

大国主命の時代

 稲羽の国・八上姫

7月5日

島根県・玉造温泉

約1600年前

 小彦名命

7月6日

兵庫県・湯村温泉

約1500年前

 慈覚大師

7月6日

兵庫県・城崎温泉

約1400年前

 ?

7月7日

兵庫県・有馬温泉

約1300年前

 大己貴命・少彦名命

7月7日

和歌山県・勝浦温泉

平安後期

 ?

7月8日

和歌山県・湯の峰温泉

約2000年前

 熊野の阿刀足尼

7月8日

和歌山県・龍神温泉

約1300年前

 役の行者小角

7月8日

和歌山県・白浜温泉

日本最古らしい

 ?

〜7月5日〜

 東京から出雲へは、電車・バス・車では時間がかかりすぎて不便なので、空路を利用しました。一時間半の空の旅はあっという間の出来事、あらためてその便利さに妙に納得したりしてしまいました。九州や北海道、四国なども同じことがいえますね。
出雲空港に降りたってまず困ったのは、車で10分くらいの距離にある「湯の川温泉」へ行くバスがない。タクシー(1500円)は贅沢交通機関と位置付けているわたしは、出雲市駅行きのバスに乗り込み、そこからJRを利用しました。これも一時間に一本あるかないかの世界でした。ここからすでにスケジュールが狂い始めました。(この先もずーっとそうでした。)

 湯巡りの口開けは、日本三美人の湯といわれる「湯の川温泉」を訪問。温泉施設は公共のものを含めても数軒しかなく、静かな田園風景でした。近くには神代の地域らしく、萱葺きの古代家なども散見していました。その中で、明治以来の創業といわれる湯川温泉湯元におじゃましました。無色透明のお湯にのんびりしたのはよいが、帰りのバス時間をチェックしておらず、出雲駅までタクシー(4000円)をとばす羽目になってしまいました。(実は、今回の出雲行きは所用でした。) このため、当初湯川温泉で湯垢落の後予定していた出雲大社への参拝は泣く泣く取りやめという事態に陥ってしまいました。

 夕方、今日の宿泊先である「玉造温泉」保性館に到着。男性用(2)と女性用(2)に別れ、朝夕で入替えになっているので、全部(4浴槽)たのしめます。またここの中庭には、風情のある日本建築物があり、昭和天皇をはじめ皇族の方々が多く宿泊されたそうです。館前を流れる玉湯川の河原には、「足湯」施設があり適温の湯が噴出していました。水位が低いので、前日は雨のため水量が多く、水没していました。
 100mくらい先にある公共浴場施設ゆうゆうでは連日20:30〜21:00ホールで安来節ショーをやっているとの情報を得、知人達を誘いいってみました。ちょっと遅れてしまったらプロのショーは終わったばかりで、一般参加の講習会が行われていました。皆を連出した手前、しょうがなく飛び入り参加という、はずかしさのなかで一日目はおわりました。

 

一日目

二日目

三日目

四日目

壁紙提供:素材屋なまらねこ