秋の宮温泉郷に秋を訪ねる

 

 平成12年10月15日、秋田県を流れる役内川の河原を掘ると熱い湯が湧くという話を聞きつけて、秋の宮温泉郷にいってみた。稲住温泉の近くの新五郎湯に問合せたところ、宿の若旦那が自ら案内をかってでてくれた。じつはこの旅館の裏手にその場所が有った。河原の大半は、ちょっと掘り起こせばすぐ熱い湯が湧き出てくる。川中も、浅瀬のあたりは石で囲えば野天風呂になりそうだ。ここの新五郎湯は江戸時代から300年間つづく老舗だそうだ。宿の前の地面を3mほど掘っただけで豊富な湯量を確保できるという。

(河原で遊ぶ14代目と未来の15代目)

 稲住温泉の源泉といわれる荒湯を探しに秋の宮山荘脇の林道を登ってみた。

 この先には、天然記念物の「もっこ石」と「噴湯丘」があるという。営林署の作業道から急な遊歩道を登った行き止まりにサンプルらしい石が展示されていた。その奥は熱そうなガレ場になっていた。

(「もっこ石」のサンプル)

(立ち入り禁止柵の先)

 「噴湯丘」はその右方向にもうもうと湯気を立ち上げていた。流れ出て沢となっているそこには、とても手を入れられる温度ではなかった。かなり下のほうまで沢の中、近辺に噴湯個所が散見された。しかし、林道付近まで降りてくるとそこは絶妙な手掘り野天風呂のポイントと思われる。スコップ&ドカシートは必需品となろう。沢沿いに走っている径20cm位の湯配管があったので上の方へ辿っていったら、「噴湯丘」のはるか上の方へ伸びている。時間がなく途中であきらめたが、かなりの湯量を有していると思われる。次回再挑戦してみたい。

 林道沿いは、杉木立・雑木などが主だったので、それに見合ったキノコの姿をおってみたら、やっぱりあった、あった。

(アカヤマタケ)

スギヒラタケ

 林道途中に白煙を吹上げている施設があった。気になるところで立寄ってみたら、雄勝町地熱開発事業の施設であった。簡単にいえば、沢水を熱地に投入することにより加温し、熱湯を収拾し近在に配湯するシステムである。

←(地熱により沢水が水蒸気となって噴出している)

 秋の宮温泉郷からくりこま高原駅へかえる途中一迫町付近で気になる立て看板があったので寄ってみた。「長崎高原温泉」と銘打った捨て看板を通り一帯に立てかけていた。カルシュウム含有量が世界一で、腰痛などにてき面の効果があるという。入浴料が1000円もするのでしり込みして入らずじまいだったが。

(ご老人のお客が多かった)→