初秋の八幡平を周遊する

 

平成12年9月13日、秋を求めて八幡平を訪れた。が、秋が早いといわれる八幡平ではあるが、9月初旬では、チョット早過ぎたようだ。

13日

 

 

 

 

9時半頃

 盛岡駅到着、ぅわーっ、雨降っている。ここのところ台風の影響で全国的に雨模様であった。駅でレンタカーを借り、岩畑山中の「ぶなの駅」へ向かう。

11時半頃

「ぶなの駅」で盛岡在住の友人とあう。事前に連絡をとりあって、安比高原にあるという「草の湯」・「安比温泉」を案内していただけることになっていた。「ぶなの駅」は、周辺のぶな林をハイキングする起点になっており、トイレ・飲み水・休憩室などが整えられている。

 雨は降り止んできたが、ガスが一面を覆っているので、休憩室で昼食をとりながら、安全を考え進退を検討した。で、とりあえず比較的問題の少ない「草の湯」へいくことになった。

13時半頃

ぶな原生林をぬってしばらく走行し、ひらけた草原に車を止めた。空はすっかり雲がなくなり晴天と化した。あたりは、直径1mを越すブナやミズナラ、アオモリトドマツなどが鬱蒼としており、さっきまで都会のビル街にいたことがうそのようである。一台車があったが、きのこ採りであろう。

 

友人と「草の湯」で寛ぐ

 

クサウラベニタケ(毒)?

ブナハリタケ(幼菌&取残し)

15時半頃

「ぶなの駅」まで戻り、更に先へ進むと堰堤で行き止まり。ここから登山道を進み、途中道標を右折する。そこから先は沢づたいに行く方法と、山道から行く方法とあるが、今回は距離を稼げる沢を選択した。

「安比温泉」は昔、宿があったらしく、浴槽だけがいまに残っている。

 

 

 

←食べられそうなホウキタケだが、確信もてなくあきらめた。。。

 

 空は、朝とは違って快晴に近いものがあった。周りはテントが2〜3張り大丈夫そうな広場になっている。今度はテント担いで泊まり、ビール飲みながら満天の星空を満喫したいものだ!

 日もだいぶ傾きかけてきたので、今日の最終目的地「松川温泉」へ向かう。友人が裏道をつかって、途中(殆ど近く)まで誘導してくれた。(彼は夜の仕事のため、また「ぶなの駅」に戻っていった。)

19時前頃

 松川温泉「松楓荘」へ到着。失礼ながら飛込みで泊めていただく。連日の降雨で沢は濁流と化し、ゴーゴーという不気味な音を周囲に響かせていた。

 コンビニ弁当とロング缶ビールで今日の無事を感謝しながら、至福のひとときをかみしめた。 

14日

 

 

 

 

8時過ぎ頃

早朝の樹海ラインは車が少なく、快晴で、360度パノラマ状態という、何ともいえない爽快感があった。

←涼風(すずかぜ)の滝

オシロイシメジ?(注)

 

←蓬莱沼

 途中の遊歩道は、訪れる人も少ないのかヤブで埋まっている。 沼縁には、薄紫色に咲乱れるウルイ(ギボウシ)の群生があった。 足音に驚いてギンヤンマ(?)に似たトンボが一斉に飛び舞う。産卵期で皆、水草につかまり尻尾を水につけていたのだ。 

10時過ぎ頃

 藤七温泉・彩雲荘」を訪れる。八幡平で一番標高の高い(1400m位?)温泉らしい。来訪者はほかにいなく、貸切り状態で露天・内風呂ともたのしんだ。周囲では80度以上の熱湯がそっちこっちでゴボゴボしている。前日買っておいた生玉子を浸してみたら、真っ黒けに色づいた温泉玉子の出来上がり。(4個入れたが2個行方不明)

 

 

 裏山の沢上流部からは湯煙がムンムンと立上っているではないか!さっそく探検に行ってみよう。少し登ったところに大きな噴泉池があった。ここが「彩雲荘」の湯源とみた。さらに登って、沢に手を入れてみると、ちょうどいい湯加減である。その先には、なんと野天風呂が!

 

 予想以上に「藤七温泉」をたのしめた。ここで例の温泉玉子とたぬきソバで昼食にした。

13時過ぎ頃

 黒石林道に入る。国土地理院の地図によると、先が幾とおりにもわかれているので不安があったが、途中チョット迷走したがなんとか15時頃目的地の「見張りの湯」についた。途中は山葡萄のツタがいっぱい、帰りにチェックしてみよう。

 

マイタケの赤ちゃん

大深沢のハヤ

17時半頃

だいぶ日がくれてしまった。ダート道を少し急ぎめに下ったため、何度か底をすった。(ここでホイールキャップを一個紛失したみたいだ。)

 明日のスケジュールを考え、乳頭温泉郷への分岐近くに車を止め車中泊とした。昨日もそうだったが、今日もまん丸な月が輝いていた。

15日

 

 

 

 

5時半頃

 コンビニで朝食を仕入れ、早朝のR127をぶっとばす。朝もやの中、カラスの集団をけちらし、ぐんぐん上っていく。途中手ごろな沢で糸を垂らすがまったく反応なし。

7時半頃

黒湯の駐車場に車を置き、乳頭山登山道に入る。先達川の左斜面に噴泉池があり、ここから配管が黒湯と孫六方面に走っているので湯源であろう。この下に手掘り野天風呂をつくり遊んだ。 そしてこの先には「先達川野天風呂」と「一本松沢たつこの湯」があるので、訪れたのは当然の成行きである。

10時半頃

乳頭温泉郷のひとつ、「孫六温泉」によってみた。

 いかにも鄙びた山なかのいで湯という感じで、中年ファンの多い温泉のひとつであろう。

 ここは薬湯といわれ、「唐子の湯」はラジウム含有泉らしい。

11時半頃

同じ鄙び系では、負けず劣らない乳頭温泉郷「黒湯」へ移動した。

 ここは孫六温泉よりも混雑していた。平日にもかかわらず、駐車場は止めるところがないくらいである。

 客層も若い人が多かった。

12時半頃

R341合流地点でガスを補充し、13時半頃「国見温泉・石塚旅館」にたどりついた。ここは以前から、この次は行ってみようと何度か候補にあがっていたところである。

 バスクリーンのような色の湯が特徴だが、そのハッキリした理由はわかっていないという。

15時過ぎ頃

一旦R46に降りて、次の目的地網張温泉へむかう。50分弱で到着。

 岩手山の麓に数件の宿が点在する中、休暇村の施設の裏山を越えた沢に「仙女の湯」はある。野天風呂は男女別になっているが、休暇村にきている男性客が多く、女性用は誰もいないようだ。

18時前頃

 やっと盛岡駅についた。車を返したら、前輪左のホイルキャップがない、どっかで紛失したようだ。高い弁償金をとられ、しょげながら友人家族の待つみどりの窓口へ。初日同様、友人の暖かい歓待を受け、名物「冷麺」を食べながらしばし歓談がはずみ、夜はふけていく。なごり尽きないまま、20時の新幹線で帰路についた。