男鹿高原を訪ねる(1)〜天然イワナは何処

 

4月29日、満を持して今年初の男鹿高原を訪れる。イワナは反応してくれるだろうか、タラノメは育ちすぎていないだろうか、コゴミはもう開ききっているんだろう等など思いをめぐらせながら始発の東武電車に駈け込む。連休初日とあって中高年の元気なハイカーや中高年ゴルファーで溢れかえっていた。9時20分、男鹿高原着。ひげのきのこ屋さんの小屋で荷物を下ろし、釣り用具・昼食等をサブバックにいれて現地へ向かう。

 横川の入口あたりにはツクシが今を盛りに生えていた。途中ネイチャーランド前で高枝ハサミをかついだ中年と出会う。3日前同所に釣りにきた息子から、タラノメが出ているとの情報で宇都宮からかけつけたらしい。道なりに探せどタラノメはみつからず、あってもまだ硬い殻につつまれており、まだまだの状態であった。2時間後尾ケ倉沢橋まできて、あきらめて引返していった。

ここから更に30分ほど先の桂沢橋から入渓した。フライを振ったが何の当たりもなく、1時間ほど過ぎたところで昼食のコンビニお握りを頬張る。まわりにはフキノトウが生えていた。

食事も終わって、することもなく周りをなにげなく見渡すと、やっと地上にでてきたばかりの濃い緑色のコゴミをみつける。傍らには花芽をつけたワサビも。

このあたりまでくると、ところどころ残雪があり、毛鉤での釣行には不向きなのかもしれない。胡桃沢橋で納竿して引返すことにした。付近に結構なサイズのチシマザサ?を少し見かけた。採取は6月頃か。

駅からここまで約10キロ、持病の膝が痛くならないことを祈ってソロソロ引き返す。

途中、林道の水溜りにカエルのたまごらしきものをみかけた。間違えてうみつけたものだろう。また、土手には可憐な一輪草(有毒?)が咲いていた。

 今回は一泊二日の予定だったが、野営可能場所が何箇所かあったので、テントを持たず、シュラフとカバーのみ持参した。きのこ屋さんの隣りにある「横川の里」という十割手打ちソバ屋がある。ここでソバとビールを注文する。ビールには付出しが二品つく。ここの付出しはいつもおいしくて気に入っている。ここで夕食を済ました後、今日のねぐらを男鹿高原駅ホームの待合室と決め、7時頃から就寝についたが、とにかく寒くて悶々としていた。8時50分、我慢できず下今市止り最終電車に飛び乗って川治湯本で降りた。最悪の条件下(観光地&黄金週間初日&予約無し&一人旅&夜10時頃&安い料金)で宿探しをはじめた。うまい具合に二軒目で素泊まり、税・サービス別6,400円でもいいならというのを粘りに粘って、込み込み6,000円で転がり込んだ。

翌日、朝食後早々に宿を引き払って、共同浴場・薬師の湯を訪ねた。歴史的にも由緒あるところらしく、立派な石碑やお堂がたっていた。屋根囲いがついていて、9時だというのにもう何人か入浴していた。

2時間ほどふやけていた後、今回の旅程を切り上げ帰路に着くことにした。薬師湯近くの川治変電所の周りにあるしだれ桜、それはみごとの一言につきる。ここはまださくらの季節なのだ。採取したフキノトウ・ツクシ・コゴミ・ワサビは天麩羅でいただいた。

おまけ

旅の途中にみかけた、気になる不明の草(葉はヤブレガサに似る〜本物は見たことが無い〜が、茎がかたく食えそうにないので採取していない)